今回のbaserCMSスキマ産業活動は、エディターテンプレートに目を向けてみました。
「エディターテンプレート」機能は、記事編集欄のエディタ操作ボタンにある"これ"です。
このエディターテンプレートは、記事本文内に定形文を差し込む際に非常に便利な機能です。
呼び出して選択するだけで、登録済の定型文を入れ込むことができます。
※URL: /admin/editor_templates/index
この便利機能にもう少し陽の目を当てるべく、作ってみたのが「コーラブルエディターテンプレート プラグイン」です。
きっかけは、記事本文を表示するメインコンテンツ部分の下部に、簡単にエディターテンプレートで作成した定型文を表示させることができる仕組みを備えておき、エディターテンプレートを編集することで、全ての表示箇所を一括で切り替えることができれば、更新の手間を省くことができると考えたから、です。
▼ どんなときに使えるの?
用途としては、記事の下部にお問い合わせ先を掲載したり、Adsense等の広告を載せたりするときが挙げられます。
エディターテンプレートを編集すると、利用している箇所全てを一括で編集できるので、共通パーツのように扱うことができまする。
コーラブルエディターテンプレート プラグイン
コーラブルエディターテンプレート プラグインは、記事にエディタテンプレート設定欄を追加できるbaserCMS専用のプラグインです。。。。です。
ファイルのダウンロードは、いつものgithubよりどうぞ。
■ https://github.com/materializing/CallableEditorTemplate
■ 概要・説明: https://github.com/materializing/CallableEditorTemplate/wiki
動作環境
- baserCMS 3.0.9
- PHP 5.5.3
- MySQL 5.5.33
できることとか
固定ページ、ブログコンテンツ別に、登録中のエディターテンプレートを、メインコンテンツの上下どちらかに差し込むことができます。
- 記事編集画面への表示の有無(利用の有無)を指定することができます。
- 記事編集画面に表示するラベル名(th箇所)を指定することができます。
インストール(使い方)
- 圧縮ファイルを解凍後、BASERCMS/app/Plugin/CallableEditorTemplate に配置します。
- 管理システムのプラグイン管理にアクセスし、表示されている CallableEditorTemplate プラグイン をインストール(有効化)して下さい。
- コーラブルエディターテンプレート設定一覧画面にアクセスし、利用するコンテンツ毎に有効化します。
- 設定一覧画面の「新規追加」より、利用するコンテンツを追加します。
- 設定追加後、記事の投稿画面にアクセスすると、入力項目が追加されてます。
コーラブルエディターテンプレート プラグイン についてのご意見・問合せ先
以下にて気軽にどうぞー ・ω・
バグ報告、機能要望、感想とかなんでも受け付けてマス。
作成裏話(表に出しちゃってるけど裏話)
アイデア自体は以前から温めてましたが、BurgerEditorの登場と拡散がきっかけです。
■ BurgerEditor 機能限定版 | baserマーケット
バーガーエディターは、記事編集を、ブロック単位で非常に簡単便利な仕組みにしてくれるエディターですが、このプラグインを導入すると、エディターテンプレートが利用できなくなります。
そのため、なんとかして、baserCMSのコア機能でもあるエディターテンプレートを利用できる場面を作りたかった。。。というね。
これで運営者さんも制作者さんも、少しでもラクになればうれしいです。
あとがき
CakeのControllerには、$Controller->set() でビューへ値を渡せる仕組みがあるのと同様に、Viewにも $View->set() で値を渡せる仕組みがあるのが勉強になりました。
ビューの中身はもう少し学ぶ必要がありそうです。
エディターテンプレートは便利な機能なので、みんな使えば良いと思う。