サーバー環境を作る XSAS Plain JP with Movabletype(1) ActivePerl5.8

XSAS Plain JP を用いて、MTを稼動させてみます。
ActivePerl5.8 の場合です。
※XSASのディレクトリ内のreadme.txt は必ず読んでから使用すること。

XSAS稼動準備

解凍したら任意のドライブ・ディレクトリに置きます。
XSAS は起動時に仮想ドライブとして W: を作成し、XSAS本体内の diskw ディレクトリの中身を反映します。
また、Webサーバーとしてポート80を利用しますので、以下の点に注意して下さい。

  • 他のアプリケーションでポート80を使用している際は、それを止めること
  • Wドライブを使用している際は、それを止めてXSASに割り当てること

XSASの起動

XSAS.exe から起動させます。
http://localhost/ にアクセスして、ディレクトリ一覧が表示されてればOKです。
※ここでxoops2ディレクトリにアクセスするとXOOPSのインストール画面が開きますが、今回はMTセットアップなので何もしません。

phpmyadminの起動

次に、データベースを管理するのに便利なphpmyadminを設定します。
起動しているXSASのウィンドウ内の ADVANCED タブを選択し、PHP MY ADMIN と表示されてる箇所をクリックします。
ユーザー名:root で入室。
「パスワードの変更をする」を選択し、任意のパスを設定したら終了です。

以降、このXSASのデータベースにアクセスする際は、
・ユーザー名:root
・パスワード:設定したパスワード
となります。

MT用のDBを用意する

phpmyadminを使用して、今回使用するMTのためのDBを準備します。
phpmyadminの管理画面上から「新しいDBを作成します」の入力欄にDB名を入れて、作成。
名前は何でも良いです。自身で管理する上で判り易いものにしましょう。
ここでは「mt32」とします。

XSAS のCGI動作環境を変更する

デフォルトでは、CGIは XSAS_PlainJP\diskw\cgi-bin でしか動作しないので、これを変更します。

XSAS_PlainJP/diskw/usr/local/Apache2/conf/httpd.conf
を開き、以下を行います。
316行目:Options Indexes Includes ExecCGI (ExecCGIを追加)
811行目:AddHandler cgi-script .bat .exe .pl .cgi (行頭の#を削除)
※confファイルを編集する時は、ファイルのバックアップ・差分確認として、元のファイルをリネームして保管しておくように。

XSAS_PlainJP\diskw\www ディレクトリに以下のhtaccessファイルを作って置きます。

Options +ExecCGI
AddType text/html cgi
AddHandler cgi-script cgi

ActivePerl5.8ライブラリを追加

XSAS付属のActivePerlのライブラリを補強します。
ActiveState
上記サイトより ActivePerl-5.8.zip をDLします。

XSASが実行している状態で、
W:\usr\bin
W:\usr\lib
を削除します。

先程DLしたActivePerlを解凍すると、中に Installer.bat がありますのでこれを実行します。

Do you agree to the ActivePerl Community License v2.1? [no]
で止まったら、 yes と入力してEnter。
インストールするディレクトリを尋ねてくるので、
w:\usr
とインストール先を指定して、Enter。
・・・(しばらく時間が掛かると思います)・・・

Press return to exit.
と出たら終了。Enterキーで抜けます。

MTを用意する

XSAS_PlainJP\diskw\www 以下のディレクトリが、XSAS上で稼動するWebサイトとなりますので、ここにとりあえず mttestディレクトリを作成して、更にmt32ディレクトリを作成し、その中にMTファイルを全て入れます。

例:XSAS_PlainJP\diskw\www\mttest\mt32

出来たら mt32ディレクトリにアクセスし、ログイン画面が開くかどうか確認。。
URL:http://localhost/mttest/mt32/

次に mt-check.cgi を行います。
データ管理のためのモジュール類が入ってませんので、これらを入れていきます。

Windowのコマンドプロンプトを開きます。
(「ファイル名を指定して実行→cmd と入力してEnter)
以下は入力文のみを記述します。

「インストール先ディレクトリの移動」
w:
cd usr\bin

「データ管理モジュール」
ppm install DB_File
ppm install DBI
ppm install DBD-mysql
※My SQLのみをデータ管理として用いる際はここまでで良いです。以下はついでに入れておく場合

ppm install DBD-SQLite
ppm install http://dbdpgppm.projects.postgresql.org/DBD-Pg-5.8.ppd

「オプションモジュール」
ppm
rep add soulcage http://www.soulcage.net/ppds.58/
(選択肢が出ますが何もせず以下を続けます)
search Math-Pari
install 1

search Convert::PEM
install 1

search Data::Buffer
install 1

search Crypt::DSA
install 1

「Image-Magick」については、現在インストール方法を調査中です。
メモ:■きりしま屋: WindowsにImage::Magickをインストールする

以上。

参考記事:

XSAS + Movable Type
Windowsで Movable Typeを動かす
低レベルなサーバ作り--MovableTypeで自宅サーバブログ生活=モジュールのインストール
PostgreSQLのインストール/動作確認手順

2006/11/10 22:02:57:記事書き直し

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