XSAS Plain JP を用いて、MTを稼動させてみます。
ActivePerl5.6 の場合です。基本的には5.8と同様の手順を踏みます。5.8との大きな違いは、Image Magickをppm Install出来る点です。
また、レンタルサーバーでは5.8への以降が進んでるようですので、ローカル5.6、サーバー5.8での動作の差異に注意です。MT3.3では5.8推奨な点にも注目です。
■Movable Type 3.3 マニュアル - 動作環境 [Six Apart]
関連記事:サーバー環境を作る XSAS Plain JP with Movabletype(1) ActivePerl5.8
XSAS Plain JP
[配布元]XOOPS for Corporate - ダウンロード
上記よりXSAS Plain JP をDLします。
稼動準備
解凍したら任意のドライブ・ディレクトリに置きます。 XSAS は起動時に仮想ドライブとして W: を作成し、XSAS本体内の diskw ディレクトリの中身を反映します。また、Webサーバーとしてポート80を利用しますので、以下の点に注意して下さい。- 他のアプリケーションでポート80を使用している際は、それを止めること
- Wドライブを使用している際は、それを止めてXSASに割り当てること
XSASの起動
XSAS.exe から起動させます。
http://localhost/ にアクセスして、ディレクトリ一覧が表示されてればOKです。
※ここでxoops2ディレクトリにアクセスするとXOOPSのインストール画面が開きますが、今回はMTセットアップなので何もしません。
ActivePerl5.6ライブラリを追加
XSAS付属のActivePerlのライブラリを補強します。
■ActiveState
上記サイトより ActivePerl-5.6.zip をDLします。
XSASが実行している状態で、
W:\usr\bin
W:\usr\lib
を削除します。
先程DLしたActivePerlを解凍すると、中に Installer.bat がありますのでこれを実行します。
最初にインストール場所を尋ねて来ますので、wドライブのusrディレクトリを指定します。
Enter top level directory for install [c:\Perl]:w:\usr
・・・(しばらく時間が掛かると思います)・・・
Press return to exit.
と出たら終了。Enterキーで抜けます。
phpmyadminの起動
次に、データベースを管理するのに便利なphpmyadminを設定します。起動しているXSASのウィンドウ内の ADVANCED タブを選択し、PHP MY ADMIN と表示されてる箇所をクリックします。
ユーザー名:root で入室。
「パスワードの変更をする」を選択し、任意のパスを設定したら終了です。
以降、このXSASのデータベースにアクセスする際は、
・ユーザー名:root
・パスワード:設定したパスワード
となります。
MT用のDBを用意する
phpmyadminを使用して、今回使用するMTのためのDBを準備します。
phpmyadminの管理画面上から「新しいDBを作成します」の入力欄にDB名を入れて、作成。
名前は何でも良いです。自身で管理する上で判り易いものにしましょう。ここでは「mt32」とします。
XSAS のCGI動作環境を変更する
デフォルトでは、CGIは XSAS_PlainJP\diskw\cgi-bin でしか動作しないので、これを変更します。
XSAS_PlainJP/diskw/usr/local/Apache2/conf/httpd.conf
を開き、以下を行います。
316行目:Options Indexes Includes ExecCGI (ExecCGIを追加)
811行目:AddHandler cgi-script .bat .exe .pl .cgi (行頭の#を削除)
※confファイルを編集する時は、ファイルのバックアップ・差分確認として、元のファイルをリネームして保管しておくように。
MTを用意する
XSAS_PlainJP\diskw\www 以下のディレクトリが、XSAS上で稼動するWebサイトとなりますので、ここにとりあえず mttestディレクトリを作成して、更にmt32ディレクトリを作成し、その中にMTファイルを全て入れます。
例:XSAS_PlainJP\diskw\www\mttest\mt32
出来たら mt32ディレクトリにアクセスし、ログイン画面が開くかどうか確認。。
URL:http://localhost/mttest/mt32/
次に mt-check.cgi を行います。
データ管理のためのモジュール類が入ってませんので、これらを入れていきます。
Windowのコマンドプロンプトを開きます。
(「ファイル名を指定して実行→cmd と入力してEnter)
以下は入力文のみを記述します。
「インストール先ディレクトリの移動」
w:
cd usr\bin
「データ管理モジュール」
ppm install DB_File
ppm install DBI
ppm install DBD-mysql
※My SQLのみをデータ管理として用いる際はここまでで良いです。以下はついでに入れておく場合
ppm install DBD-SQLite
ppm install http://dbdpgppm.projects.postgresql.org/DBD-Pg-5.6.ppd
「オプションモジュール」
ppm install Image-Magick
※Crypt::DSA のインストールの仕方を失念しました(。。|||)以前にインストールして使っているXSASには入っているのですが・・・。
Crypt-DSAはどうやらTypeKey認証をスピードアップする機能みたいですので、ローカルでテストする分には不要といえば不要です。
2006/09/22 02:14:20:追記
以前インストールした際のメモを見ていたら
w:\usr\bin\ppm3-bin.bat
という走り書きを発見。。。
ppm.batを削除
ppm3-bin.batをppm.batにリネームしてppm install...
こんな事を前にしたようなしなかったような。。。とりあえず気になるのでメモ残し(汗
以上
参考記事:
■XSAS + Movable Type
■Windowsで Movable Typeを動かす
■低レベルなサーバ作り--MovableTypeで自宅サーバブログ生活=モジュールのインストール
■PostgreSQLのインストール/動作確認手順
2006/11/10 21:54:22:記事書き直し