3.2 → 3.32 へのアップデート

MT3.32は再構築の早さに驚く、という意見をちょこちょこと見かけるので、エントリー数も少ない今のうちにアップデートをしておこうと思い、取り掛かる事にしました。
ちょっと渋っていたのは、アップデートする事により使えなくなるプラグインが出たり、pmファイルを書き換えるカスタマイズ等でMTの挙動がおかしくなるかも、との不安からです。また、MT3.3ではタグの実装が行われたという事で、現状用いてるキーワード式タグ機能とのバッティングを考慮しての事です。


関連記事:
Tag Cloudプラグインを利用する

データのバックアップ

先ずはデータのバックアップを行います。
私はXREAサーバーなので、phpmyadmin + MySQL を用いて全てのデータを手元に残しました。それから、全てのプラグインを残しておきたい場合は、アップグレードの前に取っておきましょう。


<phpmyadminの起動>

  1. 「エクスポート」
  2. データベース選択
  3. 「データベースエクスポートオプション」の「DROP DATABASE」を追加する にチェックを入れる
  4. 「ファイルで保存する」にチェック入れる
  5. 実行する

不安がある場合は、MTをそのままDLしておく。エントリーを書き出しておく。この辺は好みで。

MT3.32のDL

Six ApartからDL
TypeKey
に行きます。
どっちでも良いですが、下段のTypeKeyに進んで、こちらに登録もすると良いでしょう。

DL自体はECバイヤーズを経由してになります。
契約書にはしっかりと目を通しましょう。

DLしたら・・・

mt-config.cgi-original ファイルをコピーしてリネームします。
mt-config.cgi-original → mt-config.cgi


リネームしたらファイルを開いて設定。
15行目:CGIPath をMTルートディレクトまでのパスに変更
21行目:mt-static までのパスを設定


データベースに関しては、私はMySQL使ってるのでそれのみの解説です。
・使用しているデータベース名
・ユーザー名
・パス
をそれぞれ記述します。
そのあとに追加の設定を施します。


一応これはあった方が良いかな?って思う以前の設定を持って来てます。

※DleteFilesAtRebuild は3.3から追加された環境変数です。
公開していたエントリーを未公開にしたり、エントリーやカテゴリーを削除した際に、アーカイブを削除するかどうかの設定ができます。値を1にすると、該当のエントリー・アーカイブやカテゴリー・アーカイブを削除します。

文字コードを変更しないように注意して下さいね。

MTのアップロード

この作業の前に以下で分岐します。


●MT3.3を以前と同じディレクトリに入れる場合
現在インストールしているMTをリネームして残します。
そして、以前と同じ名前のディレクトリを作成して、そこにMT3.3をアップロードします。
※これはもしも失敗した場合に備えてのバックアップです。


●MT3.3を以前と異なるディレクトリに入れる場合
ディレクトリを作成して、そこにアップします。


□ディレクトリの作成についてですが、これは mt-config.cgi ファイルで設定した CGIPath と同じようにします。
ここでひとつ考えたいことは、MTのトラックバックURLには、MTディレクトリの中にある mt-tb.cgi までのパスが含まれることです。なので、そういったパスの変更を行いたくない場合には、以前と同一のディレクトリにインストールした方が良い、ってことになります。


ここまで済んで、覚悟が出来たらアップ作業に入ります。
cgiには実行権限を与えること。
アップ作業中は目を離さないこと。
無事に済んだら先に進みます。

mt.cgi にアクセスする

データベースにデータが存在する場合、勝手にアップグレードモードに入ります。
ログイン画面が出たら、以前使用していたIDとパスでアクセスします。
そしたらデータベースのアップグレードが始まります。
「完了しました」のメッセージと共に終了。


新しくなった管理画面が表示されます。


あとは必要なプラグインを再度インストールしていきましょう。加えて、以前のMTルートディレクト/bradchoate ディレクトリがあれば、これを同じ位置に入れておきましょう。
「Can't locate bradchoate/catx.pm in @INC・・・・・」みたいなエラーが出て再構築出来ませんので。
それから、もしインストールしているならBigPAPIプラグインを外してから再構築行って下さい。これを利用して稼動するプラグインでエラーが発生するみたいです。
それから全てを再構築。一度やっておくと、その時点で何らかの問題があれば早期発見に結びつきます。


以上


mt-config.cgi が異常なほどスリムになっている事に驚きました。私は必要かな?と思う部分だけを切り抜いて持って行きましたが、全部コピーでも大丈夫かもしれません。


参考記事:
ひとまずアップグレード (オラオラ) [オラオラ]
MovableType備忘録: MovableType 3.2 から 3.3 にアップグレードする [MovableType備忘録]


2006/10/20 01:54:02:記事書き直し
2007/01/31 22:36:02:記事書き直し

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