Google Apps for Your Domainを体験してみる(No.2)

前回■Google Apps for Your Domainを体験してみる(No.1)
の体験・設定によりGoogleさんを独自ドメインで利用出来るようになりました。

なんだかちょっとゴチャゴチャしててDNSとか小難しい単語も登場しますが、それを乗り越えてこのサービスを実働させてみると、
まるでGoogleさんが我が物になったかのような錯覚ある種の充足感を得る事が出来ます。

今回からはちょっと小規模(の予定)に、これらのサービスひとつひとつにスポットを当ててみる事にしましょう。

メールサービス

今のところ、これが最大のウリではないでしょうか。
Gmailを独自ドメインを利用して運用するサービスです。

<もともとあるGmailのサービス>
  • 容量・・・約2GB
  • SSL対応、POP対応
  • 広告なし
  • 強力なスパム判定
  • ウィルス対策機能・・・自動スキャン
  • ラベル管理+充実のフィルタ(割り振り)機能
  • ウェブクリップ(RSSフィード登録)機能

独自ドメイン版になると、上記に更に

  • ログイン→https://mail.google.com/a/設定ドメイン/
  • ユーザー名に、半角数字、「-」が使えるようになる
  • エイリアスといって、同じアカウントで別名のアドレスが使えるようになる

などが加わります。

ユーザー視点

通常の利用はGmailと変わりなく扱う事が出来るので安心です。難しい事はないです。
なので、ここでは通常Gmailでも使えるちょっと便利な事を挙げてみる事にします。

エイリアス機能

一般に、ひとつのユーザー名にはひとつのメールアドレスになりますが、エイリアスといって他の送受信出来るメールアドレスを持つ事が出来ます。

メールの設定→アカウントの設定→他のメールアドレスを追加 と進んで、
ユーザー名+hogentyo@独自ドメイン名(又は gmail.com)
と入力すると、同一のアカウントで送受信出来るメールアドレスとして利用する事が出来ます。
(hogentyo の部分は自由に設定です)

Gアプリ独自ドメイン向けでは、エイリアスの追加は基本的に管理者が行う事になるのですが、上記はそれに左右されず、個々人で設定して使う事が出来ます。
これを利用すると、ひとつのアカウントであっても

  • hogentyo+melmaga@~・・・メルマガ用
  • hogentyo+friends@~・・・お友達用
  • hogentyo+family@~・・・家族用
  • hogentyo+kareshikanojonozijou@~・・・カレカノ用

と使い分ける事が出来るのですね。何気に便利なんですよ。
無限増殖する辺りが エイリアン と似てますよね

同様に、ユーザー名を「.」(ピリオド)で区切る事によっても同じ事が出来ます。

  • ho.gentyo@~・・・メルマガ用
  • hoge.ntyo@~・・・お友達用
  • ho.gen.tyo@~・・・家族用
  • hogent.yo@~・・・カレカノ用

ピリオドが小さいので判り辛いとは思いますが、このように「ユーザー名をピリオドで区切る」ことでも、ひとつのアカウントで幾つも自身で使えるメールアドレスを増やす事が出来ます。
ミリオネアとピリオデアって似てると思いまs・・・

管理者視点

基本的にメール機能はユーザーと変りありません。
あえて違うところを挙げるなら、「ドメイン管理」のリンクが付加されている事です。

それから、管理者は管理者としてユーザー追加の作業があります。
「とりあえずユーザーは作ってみたけどお知らせはどうするんだろう?」
仮パスワードをメモして写したり、簡単な規約などをイチから作成するのもちょっとあれです。
そんな時のために、Googleさんは雛形を用意してくれてます。

  1. アカウント作成する
  2. アカウント一覧に戻る
  3. ステータスが「新しく作成しました」のユーザーを選ぶ
  4. 「手順を印刷」又は「手順をメールで送信」で案内文書が見れます

あとがき

Gmailそのものに関しての機能の解説は行いません。
「Gmail」と検索で大量に色んな情報が手に入るでしょう。こちらもどうぞ参考に。
ITmedia Biz.ID:初心者のためのGmail入門 [ITmedia]

また、「独自ドメイン向け」では注意する事があります。
それは、ダッシュボードに記載のメールのログイン用URLには「s」が付いてない事です。
https:~でアクセスするSSLは有効ですので、利用する際にはSSL通信を行うようにしましょう。
管理者の立場からユーザーにアクセス用URLをお知らせする際も、この点に注意して必ずSSL通信での利用を薦めましょう。

以上。

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