日本語サービス名は「Googleアプリ独自ドメイン向け)となります。
これはGoogleさんが独自ドメイン運用してる方に向けて行っているサービスで、下記サービスを独自ドメインにて無料で利用する事が出来るようになります。
- Gmail (Web,POPメール)
- Google Calendar (カレンダー)
- Google Talk (メッセンジャー)
- Google Page Creator (Webサイト制作)
もうちょっと噛み砕いてみましょう。
上記のそれぞれのサービスを『独自ドメイン materializing.net のドメイン名で利用出来る』ようになる。という事です。
DNS設定なんてしっかりとした知識も無い管理人ですが、これは面白そうだ、というただその理由のみで突撃してみようと思います(・ω・)
- 独自ドメインを持ってる事が前提
- DNSなどの設定はVALUE DOMAINの場合です
- 2007/01/14 20:56:04 現在の場合です
Googleアプリ独自ドメイン向けにサインアップ
■Google アプリ 独自ドメイン向け
利用申し込みは上記より。
Googleアカウントを取得しておくとよりスムーズなので、持ってない場合は先に取得しておくと良いです。
利用したいアカウントでログインしたら、どんな組織(ドメイン)で利用したいのかを尋ねられますので、ひとつひとつの項目に間違いのないよう入力していきます。
最後のチェックマークも忘れずに。これらはGoogle Appsからの重要な連絡が届くものですので、なるべく受け取る設定にしておきましょう。
情報を送信後、しばらくページの更新作業(Googleさんががんばってる)を眺めたあとは、早速管理者の作成に入ります。
- Googleアプリ独自ドメイン向け管理者パスを設定
- 規約をちゃんと読む
- 同意して、アカウント作成
以上でサインアップは終了です。
サービルの追加
ここでは、利用するサービスの定義を行います。
管理画面トップ(ダッシュボード)の「サービスの追加と削除」へ。
サービスの稼動状況はあとからいつでも変更出来るので、ここは全てのチェックマークを確認して追加します。
メールの配信設定
現段階では、まだメールなどを実際に送受信する事は出来ないので、こちらから設定を行ってみましょう。
先ずは「メールの配信設定」の項目・手順をしっかり読んで確認すること。
それから下記に進みます。
- VALUE DOMAINにログイン
- DNSレコード/URL転送の変更
- 変更したいドメインを選択
- 既存のMXレコードを削除して、下記に変更します
mx ASPMX.L.GOOGLE.COM. 1
mx ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM. 5
mx ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM. 5
mx ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM. 10
mx ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM. 10
mx ASPMX4.GOOGLEMAIL.COM. 10
mx ASPMX5.GOOGLEMAIL.COM. 10
変更が済んだら、再度「メールの配信設定」画面に戻ります。
そして、「指定された手順を完了しました」ボタンを押します。
すると、Googleさんがメール設定のアップデート状態に入ります。
同時に、チャットの項目もアップデート状態に入りますが、特に気にしないでおきましょう。
※MXレコード・・・Eメールの配信先を決定する時に使われる情報。DNSにより定義される。
ドメインの設定
設定までしばらく時間が掛かりますので、その間に「ダッシュボード→ドメインの設定」と進んで主な項目の編集でもしておくと良いです。
- サポート連絡先の設定
- ログインボックスの色変更
- ロゴの作り替え
- などなど
もうちょっと先の設定もがんばってみる
下記はメーリングリスト、ユーザー名に関してのヘルプのひとつです。
■Google アプリ 独自ドメイン向け
ユーザー名に「postmaster」を利用出来ない理由はここにありますので、上記ヘルプを参考にメーリングリストを作成しておきましょう。
- メーリングリストの作成
- postmaster と入力
- 送信先アカウント名に管理者アカウントを入力
- ボタン押す
送信先メールアドレスの追加や削除も自由に出来ますので、とりあえず触ってみておきましょう。
所有ドメインの偽装メール対策
ずっと危惧していたことのひとつだったのですが、対策方法がありました。
「SPFレコード」とはDNSサーバーにこれを追加することにより「自分が所有するドメインで送信するメールは、この送信サーバー以外は使わない」ということをインターネット上で宣言するものである。つまり、ほかのメールサーバーから送信された「偽装メール」は「SPFレコード」を参考にする受信サーバーで受信を拒否することができるようになる。
上記を参考にして、DNSレコードに追記を行います。
txt @ v=spf1 include:aspmx.googlemail.com ~all
上記1行を付加。
- サブドメインで運用している場合は上記の「@」をサブドメインにすること
■SPF レコードを設定するにはどうすればよいですか。-Google アプリ 独自ドメイン向け
Google Apps 設定終了
DNS設定後、ほそぼそと他の設定を行っているとサービスのアップデートが終了し、ダッシュボードでのサービス状態が「実行中」に切り替わります。
この状態になっているサービスは、利用可能なことを示しています。
今回はここまで。
あとがき
なんとも大掛かりなものに手を出してしまったような感じがしないでもありません。
DNSについてなど、判ってる方々にとってはなんてことないのかもしれませんが(・ω・)
一応、設定は済んだのでいずれ募集をしたり、知り合いに使って貰おうと思ってます。「知り合い」と聞いてドキッとしたあなたにはいずれ連絡が行きますのでお覚悟よろしくです。
さて、「Googleアプリ独自ドメイン向け」ですが、もうちょっと情報の整理なども踏まえて押えておきたいのでシリーズ・エントリーとなります。
サービスひとつひとつについて簡単にですが述べていくことでしょう。
[参考記事]
■Google Apps for Your Domain を使ってみました! : サインアップ編 - WebOS Goodies
■[G] - Google Appsで家族ドメインを運用する
■風見鶏の目: Gmail for your domainをValue Domainで使う