MT管理画面へのアクセスは、デフォルトでその通信の安全性は確保されておりません。もちろん、適切にIDとパスを割り振る事である程度の安全性は確保されますが、ここでは更にSecure Socket Layer(通称:SSL)を使用して管理画面へアクセス出来るようにしてみます。
Netscape Communications社が開発した、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル。現在インターネットで広く使われているWWWやFTPなどのデータを暗号化し、プライバシーに関わる情報やクレジットカード番号、企業秘密などを安全に送受信することができる。
AdminCGIPath
mt-config.cgi に以下の1文を書き足します。
AdminCGIPath https://~ドメイン名/mt/
CGIPathを「書き換える」のではなく「書き足す」事に注意です。
XREAで利用する際
XREAの場合はちょっと特殊で、URLの頭に
「https://ss1.xrea.com/」を付けてアクセスする事になります。
- http://www.hogehoge.com/mt/mt.cgi
- →https://ss1.xrea.com/www.hogehoge.com/mt/mt.cgi
■安全な通信をサポートするSSLの追加について - XREA SUPPORT BOARD
AdminCGIPath は mt.cgi へのリンクを生成するために使われます(CGIPath はその他すべてのCGIスクリプトへリンクを生成するために使われます)。値を指定しないと、デフォルトで CGIPath の値になります。mt.cgi を他のCGIスクリプトとは別のディレクトリに入れる場合や、SSLを有効にしたURLで mt.cgi を使いたい場合には、AdminCGIPathを利用します。
あとがき
今回はちょっとした小ネタでした。MTの環境変数のマニュアルページには、大切な事やちょっとした利便性を高める解説がしてありますので、目を通しておくと良いです。