Google Apps for Your Domainを体験してみる(No.4)

く期間が開いたところで、今回は「Google カレンダー」の紹介になります。
触ってみた感じ、Google Apps にて提供のものと通常の Google カレンダーには際立った違いは今のところ見受けられません。
なので、2つをまとめて「Google カレンダー」のお話として行こうと思います。

簡単な概要。

  • 複数のカレンダーをまとめて扱う事が出来る
  • リマインダー機能
  • 他者と共有して使う事が出来る
  • 全世界の公開カレンダーの取り込みが出来る

Google Apps カレンダーにアクセスする

先ずは Googleアカウントが必須です。
持ってない方はこれを機にひとつ取ってみてはいかがでしょか。
Google を開いて右上辺りからアカウント作成に向かう事が出来るはずです。

そしてアクセスURL:https://www.google.com/calendar/render (SSL)
ちなみに、Gmail の左上にあるカレンダーへのリンクはあまり使わない方が良いです。SSLになってないので。
なので、SSL用Gカレンダーとしてブックマークして利用する事を個人的にはオススメします。
アクセス後はポチポチと設定を確認しながら施して行きます。地味にポチポチ。。。
ここは Gmail と違って、タブを切り替えた際にも変更した設定は保存されません。
なので、ひとつのタブで設定を行った際には、その都度「保存」する事にしましょう。
保存の度にカレンダーに戻っちゃうけどガマンです。

カレンダーをインポートしてみよう

ここでは題材に Yahoo!Japan さんのカレンダーを選んでみます。
あっちから「Outlook形式」でエクスポートしたデータを「カレンダーのインポート」から読み込ませます。

  • 繰り返しの予定は反映されない
  • あくまで加えた予定のみ (天気のデータとかそんなのは入りません)
  • 時間指定は残ってる。メッセージも。

「これから利用するための準備データ」くらいに考えて入れると良いみたいです。
インポート出来たらどんな風に入ってるか確認してみると良いです。
ポップアップが http://maps.google.co.jp/maps 風で◎。

他のカレンダーを取り入れてみよう

とりあえず、最初のカレンダーには休日・祝日表示なんてない素っ気無いものなので、色付けも兼ねて祝日を加えてみる事にします。
カレンダー設定に入って「カレンダー」タブから行います。
「他のカレンダー」に行って「カレンダーを追加」を選びます。
次に「カレンダーを参照」タブを選ぶと、なんだか色々並んで出て来ます。
そこで「日本の祝日」ってのがあるので、それを「カレンダーを追加」から追加します。

「いきなりウチの予定につっこんじゃうのかよ!?もしこのカレンダーが間違った予定を埋め込んでたらどうすんだ!」
そんな声も聞こえてきそうですが大丈夫。先ずはやってみましょ。
やったら左に表示されてるカレンダーに「日本の祝日」という項目が増えます。
チェックボックスで予定表からの表示・非表示の切替。
「↓」マークからは色を変えたり設定も行えます。
といってもこれは公開共有用なので特別出来る事はないです。
「カレンダーの設定が行える」ということを頭に残してさえおけば良いです。
この「日本の祝日」は、先の設定手順から削除も行えます。

つまり、自分の予定表には組み込んだけれども、これは独立した予定表なワケです。
MTで言えばプラグインみたいな。PS2で言えばメモリーカードみたいなもんです。たぶん。
なので、「カレンダーは増やす事が出来る」って機能だと思いましょう。

カレンダーを増殖させてみよう

上記より、カレンダーは増やす事が出来る、ってのが判ったので、今度はオリジナルカレンダーを増やす事にしましょう。
同様の手順で「カレンダー」タブ→「マイカレンダー」→「新しいカレンダーの作成」と進みます。
とりあえず「ゴミ出し予定表」とか。

作ったら、これも先と同様に左の方に「ゴミ出し予定表」という項目が増えたのが判るかと思います。
あとは「ゴミ出し予定」をお住まいの各県市区町村別に沿って入力。
隔週についてだけ紹介します。第1・第3月曜日が「ペットボトル」の日だった場合。

  1. カレンダーの第1月曜をクリックして「予定の詳細を編集」。
  2. 「繰り返し」を「毎月」にします。
  3. 「繰り返しの基準」を「曜日」にチェックします。

これで毎月第1月曜は ペットボトル棄てる日 の予定が出来ました。
第3月曜に関しても同様の手順で作成です。

色んな予定を分けて、かつまとめて管理出来る

ここまでやれば判ると思うのですが、ひとつのカレンダーの中に色んなカレンダーを組み込む事が出来ます。
なので、「ゴミ出し」用のカレンダーを作ったり、「Birthday」用のを用意したり、「共有用」のとかを用意出来るわけです。
こうしておけば、オリジナルな部分はその都度用として使いつつ、確定してる日程とは別ものとして扱う事が出来ますね。なんかうまく説明出来ませんけど。
You!「恋人用」とか作っちゃいなよ!

カレンダーを共有してみよう

大元のカレンダーをもちろん共有しません。
先程増殖させたカレンダーだけを共有にする事が出来るので、これを利用しましょう。
では「恋人用」というカレンダーで話を進めてみます。←作るのかよ!?
作ったら、左の「恋人用」カレンダーの「↓」ボタンから「このカレンダーを共有」を選びます。
こういったものをネットの片隅でせつなげにささやきたい方は
「このカレンダーのすべての情報を一般に公開 (検索の対象となる)」
を選ぶと良いかと思います。

で、「特定のユーザーと共有」から共有ユーザーを追加します。
ここには「メールアドレス」を追加します。権限は覗いてみてご判断を。
このメールアドレスは「Gmailアドレス」になります。他のメールじゃダメなんで、注意なのです。

さて、そんな風にしながら「恋人用」なのに別の「自分のGmail」を入力するという恐ろしく儚い使い方をしつつ、しかし負けずに話を進めてみます。

共有指定を行われたメールアドレス宛に、「共有始まったよ」というお報せメールが届きます。
中にカレンダーへのリンクがあります。が、このリンクはクリックせずに、リンクはコピーして https:~ にしてアクセスしましょう。
すると、カレンダーの中に先程共有設定がなされたカレンダーが加わってる事が判るかと思います。
予定表の中の共有されている予定は、カレンダー上をクリックして開くポップアップ内から、自分のカレンダーにコピーする事も出来ます。
権限の設定により、双方で編集可能なカレンダーの出来上がりです。
共有予定として予定を作成する際には、ちゃんと共有設定のなされているカレンダーに予定を追加するようにしましょう。

また、「予定の作成者」として表示される名前ですが、ここには Gmail のアカウント設定にて「送信者名として指定している名前」が反映されます。
なので、そこの設定も考慮しましょう。
ここの名前が反映されない場合は、Google アカウントの「個人情報編集」から名前を変更する事で恐らく変ります。

あとがき

カレンダーの日程は、ドラッグ&ドロップで移動させる事が出来たり、複数日に渡る場合は、日にちをドラッグして複数日分選択した状態から予定の追加を行う事も出来ます。

「公開カレンダー」に関してですが、その中の「Google Doodle」とは Google が行っている「いたずら」日程を表示します。とりあえず追加してみると良いですよ。
それから、加えられるのは「公開カレンダー」だけではありません。
「公開カレンダーを検索」からキーワードを打ち込めばたくさん出て来ます。
気に入るものがあればそこから追加すると良いでしょう。

ところで、ときおり超個人的(のような)用件が検索に引っ掛かる事があります。
また、カレンダー自体は検索に引っ掛かる状態なのに、個別日程が非公開の場合。
このような状態は個別の日程設定を誤って公開状態にしてる時なんかプライバシーがだだ漏れ状態です。キケンです。
共有設定の取扱いには注意しつつ、楽しいカレンダー・ライフを送りましょう。
( ´ω`)

2007/03/25 05:39:29 追記:

Google Apps で利用するカレンダーの場合、共有設定に「ドメイン内での共有設定」が加わります。

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